株式会社oricon MEがオリコン顧客満足度®調査の2020年10月ランキングを発表し、
今回が初調査となる｢ビジネスチャットツール｣と｢Web会議ツール｣のランキングが公開されました。

《それぞれの定義》
●Web会議ツール
　｢Web通話・会議利用を主な目的としている｣・｢ゲストユーザーの招待機能を備えている｣を満たすツール
●ビジネスチャットツール
　｢個人・グループでビジネス利用を目的としたテキストベースのチャットができるツール」

現在、週1日以上実際にサービスを利用しているユーザーそれぞれ3,000人以上から回答を得たランキングになっています。

Web会議ツールランキング

初となる｢Web会議ツール｣の満足度調査で見事総合1位となったのは、【Zoom Meetings】。
全5つの評価項目別ランキングのうち、｢ツールの使いやすさ｣｢音声･ビデオ機能の充実さ｣｢カスタマイズ設定のわかりやすさ｣で1位を獲得。
使い勝手の良さと機能の充実性、画像･音声の安定感が評価されているようです。

総合2位となった【Google Meet】に関しては、｢会議への参加･招待のしやすさ｣と｢管理機能の充実さ｣の2項目でZoomを上回る結果となりました。

Web会議ツールの利用シーン別ランキングを見ると、｢社内会議｣ではGoogle Meetが1位を獲得しましたが、Zoomは｢グローバル会議｣｢商談｣｢セミナー･勉強会｣で1位。
ウェビナーや大学や塾のオンライン授業等、大人数でも使える安定感が評価された形。

コロナ禍で話題になった｢オンライン飲み会｣に関しては【Microsoft Teams】が1位となっています。

ビジネスチャットツールランキング

こちらも初調査となる『ビジネスチャットツール』の満足度調査は【Slack】が総合1位となりました。
【Slack】については、UIの分かりやすさや使いやすさ、機能を評価するコメントが見られました。

｢導入決定･管理ユーザー｣が選ぶツールランキング

ツールの選定関与や導入決定、管理を行っている人を対象にしたユーザー別「導入決定・管理ユーザー」のランキングを見ると、｢Web会議ツール｣は【Microsoft Teams】が1位、『ビジネスチャットツール』は【Slack】が1位となりました。

【Microsoft Teams】は｢Microsoft製品ということで、信頼性も高い｣｢思った以上にコストパフォーマンスに優れていた」｢料金プラン設定も分かりやすかった｣｢セキュリティ対策のわかりやすさ｣など、担当者視点での評価が高い。

【Slack】は、｢ランニングコストが低い。セキュリティ面でも問題が起きていない。通信障害なども特に起きない。メッセージ機能やチャット機能が使いやすい｣｢ランニングコストに対する納得感｣｢セキュリティーチェックがしっかりしている｣などの評価の声が。また、現場スタッフの使いやすさに対しても高評価だったようです。

ツールの選定理由

また今回の調査では、｢導入決定･管理ユーザー｣に各ツールの選定理由も調査。

Web会議ツールの選定理由で1番多かった回答は｢導入している会社が多いから｣。

ビジネスチャットツールの選定理由で1番多かった回答は｢ツールが使いやすいから｣。

Web会議ツールで上位だった｢導入している会社が多いから｣や｢セキュリティが安心できるから｣はそれぞれ8.6％、7.2％で、ゲストユーザー招待機能のあるWeb会議ツールと、個人･グループ間での利用を目的としたビジネスチャットツールでは、選定理由が異なっていることが分かります。

まとめ

初調査の結果、Web会議ツールはZoomが1位、ビジネスチャットツールはSlackが1位となりました。

オリコン顧客満足度🄬調査のサイトでは、各ツールごとに利用者による良い点･気になる点もまとまっていますので、これから本格的にツールの導入を検討されている方や、今使っているツールとの比較がしたい方は、このランキングを参考に利用者の声をチェックしてみてはいかがでしょうか。

引用元
プレスリリース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000153.000034467.html
オリコン顧客満足度®
https://life.oricon.co.jp/rank-business-chat-tool/
https://life.oricon.co.jp/rank-video-conferencing-tool/