今さら聞けない!?各種SNSの特徴まとめ
今や私たちの生活に欠かせないものとなった『SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)』。
国内利用者は7,975万人。普及率は80%にもなっており、2022年末には8,241万人へと拡大が予測されています。 ※2020年度 SNS利用動向に関する調査(株式会社ICT総研)より
SNS利用者は元々10代・20代の若年層が多い傾向にありましたが、
SNSの利用が当たり前になってきたことでその他の年代についても、利用者率・利用時間ともに増加傾向です。
コミュニケーション系メディアの比較
※参照:総務省 平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
またSNSは、利用者の拡大に伴ってWEBマーケティングツールとしても注目され、
様々な企業がSNS広告を活用しています。
今回はそんなSNSについて、今さら聞けない!?基本的な特徴をまとめてみました。
WEBマーケティングの手段としてSNSの活用を検討される際に是非参考にして下さい。
目次
国内で利用されている主なSNSツール
※参照:総務省 平成30年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書
国内で利用されている主なSNSを見ると、「LINE」が全年代の利用率が最も高く、82.3%。
ユーザー同士の交流やコミュニケーションを主な目的とするSNSでは、
全年代の利用率で見ると、「Twitter」「Instagram」「Facebook」が「LINE」に続いていて、
特に「Twitter」「Instagram」の利用率が大幅に伸びています。
また、性別によって利用率に比較的差があるものも注目するポイントです。
各メディアの特徴
LINE(ライン)
国内MAU*:8,400万人 世界MAU:2億1,700万人 (2020年7月時点での情報)
国内メッセージインフラとして定着。日本人口の約66%をカバー。
全世代が幅広く利用している。
□ユーザーの目的□
・友達との会話(コミュニケーション)を楽しむ
・付属のコンテンツを楽しむ
・あくまで個人やグループとの連絡ツール
・企業アカウントをフォローする(スタンプの入手)
・ニュースや漫画もみたい
□メリット□
・(スタンプやプレゼントを通じて)フォロワーを増やす手段が充実している
・投稿をアプリのプッシュ通知でユーザーに認知させることができる
□デメリット□
・スタンプだけが目的のフォロワーも多いため、本当に役に立つ情報以外であればすぐにフォローを外されてしまう
Twitter(ツイッター)
国内MAU:4,500万人 世界MAU:3憶3,500万人 (2018年10月時点での情報)
リアルタイム性と拡散力が魅力。
ニュース速報や地震・災害情報など「今起きていること」をすぐにキャッチできる。
20代が多いが、若年層だけでなくユーザー平均年齢は35歳と幅広い年代に利用されている。
□ユーザーの目的□
・匿名で同じ趣味の人と楽しむ
・面白いネタを見つけて同じ趣味の人と共有したい
・企業の簡単なキャンペーンには参加したい(フォローするだけ、リツイートするだけ等)
□メリット□
・面白い投稿や話題性に富んだ投稿は、素早く多数のユーザーに拡散される
・企業であっても、作りこんでいないクリエイティブや文章を違和感なく投稿できる
□デメリット□
・匿名性が高く、炎上にもつながりやすい
・軽めのキャンペーンには参加してもらいやすいが、それ以上のモチベーションを持つユーザーにはリーチしづらい
Instagram(インスタグラム)
国内MAU:3,300万人 世界MAU:10億人 (2019年7月時点での情報)
フィードとストーリーズの使い分けがカギ。いわゆる「映え」から徐々に日常ツールとしても定着。
10代と20代で利用者の半数以上を占め、他のメディアに比べ女性比率が高い。
□ユーザーの目的□
・承認欲求を満たす
・好きな情報を集めたい
・自分の投稿にいいねされたい
・素敵な(おしゃれな)ことを見つけたらいいねをつけたい
・自分も同じようにしていいねされたい
□メリット□
・ポジティブな投稿やコメントが多く、炎上などは起きにくい
・企業イメージをビジュアルで発信することができる
・ハッシュタグなどを駆使して素早くたくさんのユーザーに投稿を届けることができる
□デメリット□
・文章よりもビジュアルを重視するツールであるためメッセージの伝え方に工夫が必要
Facebook(フェイスブック)
国内MAU:2,600万人 世界MAU:23億7,500万人 (2019年7月時点での情報)
ぶっちぎりの全世界MAUを誇る巨大プラットフォーム。
メインユーザーは30~40代。若年層の利用率は低い。
□ユーザーの目的□
・社会的なつながり
・リアルな友達とつながっていたい
・ライフステータスを記録したい
□メリット□
・基本的に実名なので治安が良く、悪質なコメントや想定外の炎上は起きにくい
・情報、文章のボリュームが大きい投稿でも違和感なく受け取るユーザーが多数
□デメリット□
・更新頻度よりも1つの投稿の情報量が求められる傾向があり、軽めの投稿を多数発信するのには向いていない
その他
YouTube・・・国内MAU:6,200万人 世界MAU:20億人 (2018年時点での情報)
TikTok・・・国内MAU:950万人 世界MAU:5億人 (2019年2月時点での情報)
最近何かと話題に挙がるTikTokも世界累計ダウンロード数が20億を超える急成長。
若年層を中心に支持を集め、10代・20代が半数以上を占める。
*MAU:月間アクティブユーザー
おわりに
数あるSNSツールをマーケティングに活用するには、ユーザー数や話題性だけでなく、
各メディアの特性を理解し、自社のマーケティング目的に沿ったメディアを選択することが重要となります。
また、まずは自分が1ユーザーとして参加してみる、ということも大事ですので、
気になる・まだ使ったことがないSNSツールがあれば早速ダウンロードしてみましょう!
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