Instagram広告・Facebook広告 アカウントの確認:営業はじめの一歩(広告営業初心者向け)
Instagram広告・Facebook広告を使ったプロモーションを提案する場面について考えてみましょう。
私たち広告代理店がプロモーション施策を提案する時は、結果のための「質の高いプロモーション施策構成」を提案することはもちろん、広告主様にムダなストレスをかけない「質の高いコミュニケーション」を考えることがとても大切です。
Instagram広告・Facebook広告では、入稿のステップの前に、アカウント・ドメイン認証など、独特のステップが必要となります。
このステップは、広告主様にとっても、分かりにくく、ともすれば広告主様にもストレスを与えてしまう状況にも陥りがちです。
このページでは、提案・商談をスムーズに進めるのに役立つ、アカウント情報の確認方法についてまとめています。
広告に関するコミュニケーションの質を上げるのも、広告代理店の大切な役割です。事前に十分理解して、余裕のあるスケジュールで進行できるようにしましょう。
※実際にはFacebookページだけがあればFacebbok広告・Instagram広告両方が配信可能ですが、一部機能に制限があるため、本記事では紹介しません。
目次
広告主様のアカウントを確認しよう!
広告を配信するには、広告主様のInstagramアカウント(プロアカウント)とFacebookページが連携していることが必要です。
私たち広告代理店は、アカウントを使う権限をお預かりし、広告を配信します。提案の前に広告主様のアカウント状況を確認しておくことが、すべてのスタートになります。
具体的には、以下2点を確認します。
①Instagramが「プロアカウント」になっていること
②InstagramがFacebookページと連携されていること※②には①が必須となりますので、本ページでは②の確認方法のみを紹介します。
(「FacebookページとInsagramの同時投稿ができる状態」に設定するののとは異なります)
詳細は以下もご参照ください。
Instagram広告の入稿・アカウント連携についてまとめました
Instagram広告|入稿に必要なピクセル設置・ドメイン認証【完全版】
広告主様に直接確認する
もっとも確実な方法は、商談の場で広告主様に直接確認することです。
オフィシャルサイトなどに情報が掲載されているかもしれませんので、事前にチェックしておき、商談で担当の方に確認してみる というのも良いでしょう。
配信までには、アカウントの連携やタグ関連の様々なやり取りが発生しますので、商談の場で「アカウントの管理者が誰なのか?」も併せて確認すると確実でしょう。
ただし、見つけたアカウントが「配信に使えるのか?」は注意が必要です。
フランチャイズの加盟店が本部のアカウントを使えなかったり、全社アカウントはあっても管理の都合上、支店の広告には使えないなど、様々な状況が考えられます。商談の担当者がFacebookページは管轄外という場合も考えられます。「誰にアプローチすれば使えるようになるのか?」まで、しっかりヒアリング・把握することが重要です。
広告ライブラリを使う
「広告ライブラリ」は、メタ社(旧Facebook社)が提供しているInstagram広告・FacebookIG広告の出稿状況を確認できるサイトですが、以下のながれでアカウントの連携状況も確認することが可能です。
※2022年9月現在広告ライブラリの連携状態表示が実際のものと違っている場合が発生しているようです。実際の連携状態はFacebookページ・Instagramの管理画面から確認することをおすすめいたします。
① 広告ライブラリ( https://www.facebook.com/ads/library/ )にアクセス
②「広告を検索」欄で適切なエリア・広告カテゴリを選択し、広告主様の企業名・ブランド名・商品名などのキーワードで検索
③表示された検索結果(広告主)から広告主様のアカウントを選択
④「広告」タブが選択された状態で表示されるので、「広告主ページ情報」をクリック
「ページとアカウント」欄に表示されている内容が、使用されているFacebookページ・Instagramアカウントです。
(表示の例だと「Facebookページアカウント:@GoogleJapan ⇒ https://www.facebook.com/GoogleJapan/」「Instagramアカウント:@GoogleJapan ⇒ https://www.instagram.com/googlejapan/ 」が連携していることが分かります)
念のため、各アカウントにアクセスし、掲載されている企業情報や投稿内容なども確認しておくと良いでしょう。
※ここでInstagram・Facebookページいずれかのアカウントしか表示されていない場合は、アカウントが連携されていない状況ということになります。広告主様に連携していただくか、場合によってはアカウントを作ってもらうことからはじめる必要が発生します。
Facebookページのアカウント・URLが分かっている場合
Facebookページのアカウント・URLが分かっている場合は、直接Facebookページにアクセスすることでも連携しているInstagramアカウントを確認することができます。
①ブラウザでFacebookページにアクセス
②メインエリア左側の「ページの透明性>すべてを見る」をクリック(設定によっては「基本データ>ページの透明性>すべてを見る」の場合もあります)
③表示されたポップアップ画面で「このページの広告>広告ライブラリに移動」をクリック
④「広告」タブが選択された状態で表示されますので「広告主ページ情報」をクリック。
「ページとアカウント」欄に表示されている内容が、使用されているInstagram・Facebookページアカウントです。
Instagramアカウントが分かっている場合
Instagramアカウントが分かっている場合も、広告ライブラリを使うことで、連携しているFacebookページアカウントを確認することができます。
Facebookページが分かっている場合と同じく、広告ライブラリの検索窓でInstagramアカウントを検索することで、連携状況を確認できます。
Facebookページ・Instagramアカウントのどちらも分からない場合
アカウントがどちらも分からない場合の確認方法も、いくつか考えられます。
①Googleなど検索エンジンで調べる
「企業名 Facebook」や「企業名 Instagram」などのキーワードで検索してみることで、アカウントが見つかる場合があります。
検索結果は一般ユーザーが広告主様について投稿したものも表示されることもあるので、探し出すのに時間・手間がかかる可能性もありますが、チェックしてみる価値はあります。
②Instagram・Facebookで検索
それぞれのSNSで直接検索することで、アカウントが見つかることもあります。
Instagramの表示例(スマホアプリ)
フッタ部分の「虫眼鏡アイコン」をクリック、ヘッダ部分の検索窓で、広告主様の企業名やブランド・商品名で検索
Facebookの表示例(画面左上検索窓で検索)
まとめ
今回は、Instagram広告・Facebook広告を提案する前にチェックしておきたい「広告主様のアカウント状況の確認」についてまとめました。この後広告を配信するには、さらにいくつかのステップを経る必要がありますが、今回紹介した方法で、サクッと簡単に調べておくことで、商談の手戻りを減らすことができます。
もちろん案件ごとに必要となるステップは変化しますが、アカウント状況の確認は商談の最初の一歩です。広告主様にスムーズに案内ができるよう、事前に必ず確認しておきましょう。
私たちアーバンプロジェクトは、Instagram広告・Facebook広告をはじめ、様々な広告媒体を扱っている総合広告代理店です。
様々な広告媒体から、広告主様の目的にマッチした最適の媒体で最適のプランをご提案します。
この記事を書いたライター
この記事と同じカテゴリの記事
Twitter広告アップデート!2つの広告プロダクトをリビルド(再構築)
Twitterが、2月8日にTwitter広告のアップデートを発表しました。今回のアップデートは、『モバイルアプリインストール目的』と『ウェブサイトクリック目的』...
YAHOO!広告掲載基準変更について
YAHOO!広告における広告掲載基準の一部が変更になっています。携わる方は必ずチェックしておきましょう。[toc]広告掲載基準の変更掲載可否への影響があるもの...