短縮URLを手軽にリッチに作成!「Firebase Dynamic Links」の使用方法(作成までおよそ10分)

短縮URLって?

そもそも短縮URLは読んで字のごとく、URLを短くすることを指します。

利用用途は様々ありますが大きく分けると

・長すぎるリンクを短くすっきりさせる。

例:googleの検索結果ページ

https://www.google.com/search?q=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88&oq=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88&aqs=chrome.0.69i59j0l4j69i61l3.5585j0j4&sourceid=chrome&ie=UTF-8

 

こんな感じの日本語を含んだリンクでさらにパラメータがつくと異様にリンクが長くなります。

メールや、SNSなどで送りたくても、見た目が悪かったり場合によっては文字数制限で送れなかったりします。

短縮URLに変換することで

 

https://example.page.link/xyz

 

異様に長い文字列をこんなにコンパクトにすることができます!

 

・クリックカウントをお手軽にとりたい!

自身で管理されているサーバ・ドメインであればアナリティクスなどでアクセス解析もできますが、社内でも自分以外の人が管理していたり、SNSや自社が掲載しているポータルサイトへのリンクボタンなどがどれぐらいクリックされているか知りたいときなどに短縮URLサービスの中にはクリックカウントが取れるものがあります。

 

短縮URL界の巨人がサービス新規受付終了

気軽に安定して利用できた、デジタルの巨人googleの短縮URLサービスもまさかの終了で、さまざまなサービスに乗り換えて試行錯誤されている方も多いと思います。※終了したサービス名は「google URL Shortener」

乗り換え先候補として短縮URLで検索すると様々なサービスが見つかりますね。

 

短縮URLは「怖い」!?

お手軽にカウントが取れますが、他社サービスを使ってアクセス情報がとられてしまうからなんかいやだなーという方もいらっしゃるとは思います。

また、

「サービス自体がいつ終わるかわからない=発行した短縮URLにアクセスできなるかも?」

という不安は少なからず残りますね。

 

さらにユーザーの方からは、なんかただならぬ変なリンクだからクリックしていいのかなーと英数字の羅列だけの短縮URLですとクリックをためらわれてしまう可能性も少なからずあります。

 

遷移先に何があるかわからない怖さは、その記事を書いている次第でぬぐえない部分でもあります。

 

それを解決してくれるのが「Firebase Dynamic Links」です!

Googleのモバイル・Webアプリケーション開発プラットフォーム「Firebase」の中の機能の一つが「Firebase Dynamic Links」という短縮URLを発行管理できる機能です。

■おすすめポイント

・無料でできる!

・独自ドメインっぽい短縮URLが量産できる

・クリックカウントが計測できる!(反映に1日程度かかります)

 

登録方法

  • Firebaseのコンソールページにアクセスし、Googleアカウントでログイン

https://console.firebase.google.com/

 

  • 「プロジェクトを作成」をクリックします。

  • 「プロジェクト名を入力」に任意の英数字を入力(お好きな文字列でOK)
  • 入力後、下部のチェックボックスをチェックして「続行」をクリック。

 

  • 続行をクリック

  • 「アナリティクスの地域」を「日本」を選択して、直下のチェックボックスを全てONにして「プロジェクトを作成」をクリック。

 

  • ページが移動しますので、しばらく設定されるのを待つと「新しいプロジェクトの準備ができました」と表示されたら「続行」をクリック。

  • これで「Firebase」の管理画面トップにアクセスすることができました。左側メニューでサービスを切り替えていく仕様になっています。

 

  • 左側メニューを少し下にスクロールすると「拡大」というカテゴリの中に「Dynamic Links」がありますのでそちらをクリック。
  • 下図の中央、白ボタン「始める」をクリック。

 

  • いよいよ短縮URLを作成します!【hogehoge】.page.linkという独自リンクを発行することができます ※【】内はお好きなものに。
  • 自身も含めて過去に誰かが発行済みのものは使用することは出来ません。極力短いものがおすすめです。

 

  • 今回はurbanpr.page.linkという短縮URLを発行してみました。使い勝手は良さそうです。承認されたら「完了」をクリック。

 

  • 下図のようなページに移動しますので右側の青ボタン「新しいダイナミックリンク」をクリックしてください。

 

  • 短縮URLは複数こちらで管理することになりますので、「urbanpr.page.link/任意の半角英数」で独自ドメインの下層リンクを発行していく流れになります。「URL接頭辞」の直下右側のボックスに任意の半角英数字を入力して「次へ」をクリック。

 

  • 遷移させるURLを「ディープリンクURL」の直下のボックスに入力
  • ダイナミックリンク名は遷移先がどこだったか管理画面で確認するためのタイトルです。
  • 入力が完了したら「次へ」をクリック。

 

  • アプリ内のディープリンクのアクセスもカウントできますが、今回はそのことには触れず華麗にスルーします。
  • 「ブラウザでディープリンクのURLを開く」を選択して「次へ」をクリック

 

  • こちらも先程と同様に「次へ」をクリック。

 

  • Google AnalyticsやURLパラメータの反映までこちらの画面で設定できますが、こちらも今回はスルー。詳細はきっと他のライターが書いてくれるはずです。
  • そのまま青ボタン「作成」をクリック。

 

  • これで遷移先を含んだ短縮URLが発行できました。新たにリンクを設定する場合は都度、青ボタン「新しいダイナミックリンク」をクリックすることで同じ手順で作成できます。
  • 作成した短縮URLのリンク名かURLをクリックすることで計測をグラフで確認できます。右上のカレンダーをクリックすることで解析時期を選択することも可能です。

 

  • 下図のようにクリックされた際に約1日程度で数値が反映されて行きます。

 

今回発行した短縮URLは

https://urbanpr.page.link/cp1

になります。本サイトのトップに移動します。

注意点

  • 即時反映ではありませんのでリアルタイムな計測の必要がある場合は不向きです。

また「どのグーグルアカウントに設定したっけ?」とわからなくならないように、自分のPC内でも管理しておくことをお勧めします。

他のメンバーと共有管理することもできますので、

コンソール画面のTOPから,上図の左上の歯車をクリックして、表示されるメニュー「ユーザーと権限」をクリック。

右側の「メンバーを追加」をクリック。こちらからメールを送って認証してもらう事でメンバーを追加することができます。

 

利用ケース

・自身で管理していないドメインのURLのアクセスカウントがとりたいとき

・SNSからのアクセスカウント

・オフラインメディア(チラシ・DM・ポスターなど媒体、デザイン)ごとのアクセスカウント

 

日々の販促の中で、結構使える場面があります。

登録自体もそこまでややこしくはないのでぜひチャレンジしてみてくださいね!

 

 

 

firebaseは他にも様々なWEBツールがありますのでこれを機に私もさらに深く理解してみたいと思います。

※他の機能は有料となる場合がありますのでよく確認してから利用してください。

 

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