YAHOO!広告掲載基準変更について

UPDATE：2020.09.09 RELEASE：2020.09.09

インターネット広告・運用 YAHOO ネット広告広告

YAHOO!広告における広告掲載基準の一部が変更になっています。
携わる方は必ずチェックしておきましょう。

1 広告掲載基準の変更
2 広告審査について
- 2.1 コンプレックスに関する表現の広告審査について
3 判断基準変更について
- 3.1 薬用化粧品(医薬部外品)、化粧品の判断基準変更
4 おわりに

広告掲載基準の変更

掲載可否への影響があるものとしては
・第5章 9.パチンコ、マージャン
・第5章25.連帯保証、保証人あっせん業
・第9章14.貸金業

掲載可否への影響はないものとしては
・第10章1.検索広告

に変更箇所があります。

パチンコ、マージャン

｢娯楽施設の場合は、風営法上の許可を受けている者であること｣、｢必勝法等の情報提供サービス、予想ソフトの販売等ではないこと｣という基準は当然そのままとして、
基準として示されている文章が、法律に則した表現に変更された箇所と、
元々風営法の広告規制に反する表現を掲載不可としているため、現状の審査基準に合わせた文章へ変更された箇所があります。

■変更前基準
(2)遊戯機 (パチンコ台)の場合は、必要な承認を得た物であること
(3)大当たり確率、確変突入率、交換率、換金の方法など、射幸心をあおる表記やギャンブル性（賭博性）を感じる表現がないこと

↓

■新基準
(2)遊技機 (パチンコ台・スロット台)の場合は、風営法上の検定試験を通過した物であること
(3)風営法の広告規制に反する表現がないこと

また、適用範囲についても変更があり、
変更前は｢パチンコ店や台を紹介する集合サイト｣については適用外でしたが、
変更後は集合サイトについても適用されるようになりますのでリンク先については注意が必要です。

連帯保証、保証人あっせん業

｢会社概要、料金体系等の情報が明瞭であること｣はそのまま、
｢ビジネスモデルが明瞭であること｣という条件を、より具体的に示すため基準が変更されています。

■変更前基準
(2)ビジネスモデルが明瞭であること

↓

■新基準
(2)保証人となる側の条件が分かること
(3)サービスの内容や手続きの流れが明瞭であること

サイト上でこの(2)(3)の記載が確認できない場合、掲載不可となります。

また、変更理由として｢保証人を紹介されなかった｣｢キャンセルできなかった｣等のトラブルが多いことも理由として挙げられていますので、広告取扱側としてはクライアントの実態を把握することも重要です。

貸金業

基準項目及び審査対象を｢貸金業｣から｢個人向け貸付｣に変更となりました。
ユーザー保護の為、貸金業以外の個人向け貸付についても、安易な借り入れや多重債務の助長を促す様な表現を使用している広告を不可とする基準に変更となります。

■変更前基準
14. 貸金業
(2)｢他店利用者大歓迎｣｢借入れが困難な方｣など他の貸金業者利用者または返済能力のない者を対象とするもの

↓

■新基準
14.個人向け貸付
(2)｢他店利用者大歓迎｣｢借入れが困難な方｣など、他の個人向け貸付事業者の利用者または返済能力のない者を対象とするもの

また、貸金業に加え、銀行や金融関係の比較サイトなどによる個人向け貸付に関する訴求においても、違反表現を使用しているクリエイティブについては掲載不可となります。
違反表現については、貸金業法で規制されている文章と同等の表現になります。

検索広告

ディレクトリの設定に関する基準の1行が広告管理ツールの仕様と一致していないため削除となりました。
現在の仕様に合わせるための変更なので掲載可否への影響はありません。

詳しくはYAHOO!広告のサポートサイトをご確認下さい。
https://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/841210.html

広告審査について

コンプレックスに関する表現の広告審査について

2020年9月3日より｢コンプレックス部分を露骨に表現したもの｣の広告出稿が禁止になりました。
広告例：
・体毛が濃いため異性にもてなかったが、除毛製品を使用することでもてるようになった
・ふくよかな体型であることによって、周囲の人から一緒に歩くことを避けられた体験からダイエット商品を利用したところ、そのようなことがなくなった
・薄毛であることだけで、他人の目が気になり自信を持てなかったが、育毛製品を利用することによって自信を持てるようになった

詳細はhttps://promotionalads.yahoo.co.jp/support/announce/849438.html